内蔵下垂の症状

内蔵下垂になると、体型が崩れる、下半身太りという美容の悩みがつきまといます。

これは、カロリーコントロールや運動などといったダイエットをいくらやっても治りません。

しかし、内蔵下垂によるデメリットは美容面だけではありません。



体調面でも様々な症状が出てきます。
たかが、ぽっこりお腹が出てるだけと放っておくと、思わぬ大病につながるかもしれません。



・胃下垂
内臓下垂の大半が胃下垂によって引き起こされます。
一番上にある胃が下がることで、ほかの臓器が押し下げられます。

胃下垂の主な症状は食欲不振、胃痛、膨満感などです。

さらに酷くなると胃アトニーといって、胃壁の筋肉が動かなくなる病気に進行することがあります。


・十二指腸、小腸、大腸、膀胱、子宮など

胃が下垂することで十二指腸、小腸、大腸、が下垂していきます。
それによって膀胱、子宮などが圧迫され働きが悪くなります。

腸のトラブルでは便秘や下痢、消化不良。
子宮のトラブルでは生理痛、不妊、子宮内膜症などが主な症状です。

さらに、泌尿器系のトラブルでは頻尿、尿漏れ、痔などが考えられます。


内臓下垂の怖いところは、最初は何となく調子が悪いという程度の自覚しかないこと。
気がついた時には、かなり進行していたということがあります。

また、一連の症状がつながり合って発症することもあり、酷くなると痛みで動けなくなるといった症例もありますから、軽くみるのは禁物です。

内臓下垂は酷くなる前に処置することが大切ですから、ぽっこりお腹がなかなか治らない時は、早めに対策をしたほうがいいかもしれません。